かかりつけ薬剤師について
患者さんが「かかりつけ薬剤師」を持つことは患者さんの健康増進、疾病の治療において効果が確認されており、医療保険で認められています。
かかりつけ薬剤師の責務として以下の事があります。
1. 安心して薬を使用していただけるよう、使用している薬の情報を一元的・継続的に把握する。(違う病院にかかっても、全ての薬について把握している)
2. お薬の飲み合わせの確認や説明などは、かかりつけ薬剤師が担当する。(いつも同じ薬剤師が担当する)
3. お薬手帳に、調剤した薬の情報を記入します。(患者さんの薬の情報の管理をする)
4. 処方医や地域の医療に関わる他の医療者(看護師等)との連携を図ります。(医師や看護師さん、介護関係者と連絡を取り合い、意見を統一する)
5. 開局時間内/時間外を問わず、お問い合わせに応じます。(困った時の連絡先を教えておく)
6. 血液検査などの結果を提供いただいた場合、それを参考に薬学的な確認を行います。(効果や副作用の確認をする)
7. 調剤後も、必要に応じてご連絡することがあります。(薬を渡した後も、体調を確認するため連絡を取り合う)
8. 飲み残したお薬、余っているお薬の整理をお手伝いします。(飲み残した薬を整理する)
9. 在宅での療養が必要となった場合でも、継続してお伺いすることができます。
費用
〇かかりつけ薬剤師指導料(76 点)に要する費用は、現在のご負担(薬剤服用歴管理指導料)と比較しては、約 60 円または約100 円程度の増額となります。
○ かかりつけ薬剤師包括管理料(291 点)は 3 割負担の場合約 870 円ですが、調剤基本料と調剤料のご負担は生じません。